ヘルパーつらいしきついけど嫌いじゃない

在宅の知的障害者の日々のヘルパーとして思うこと。

番外:わっぱの会に行ってきました

T通信で宣伝したら予想以上の反響がありビビってしまって更新を怠っていました、すみません。

 

2013年4月、名古屋のわっぱの会に遊びに行った感想。

1日目は講演会からの交流会。2日目は半日ほどわっぱの会のもろもろを見学させてもらいました。

共に働くパン屋さんがあり、弁当作るとこがあり、リサイクルセンターがあり、職業訓練事業があり、共同生活する場所があり・・・ほんといろんなことをやっていて大きかったです。

 

 そんなわっぱの中で、私が気になってやまなかったことは、「分配金制度」。

 上に書いたようにいろんな事業をやっているわっぱですが、そこで働く全ての人が分配金制度。全てのお金を一回プールして各々に振り分けられるそうで。結婚したり家持ってたりとかはプラスで補助がつく、みたいなシステムらしいです。というわけで、パン工場とかでうろうろしている人も、私と同じようにヘルパーの仕事している人も、みんな同じ分配金なのですよ。

 ・・・ってのが不思議でならないというか釈然としない。だけどだからといって、当事者だけが工賃みたいな給料で健常者は普通の給料ってのもおかしいとは思う。だけどだけどだけど!っていうところに私はまだいるんですけどねぇヽ´―` こんな分配金制度でやってる生活共同体、コミューンが本当に実在したのか!という衝撃でした。

 

 それともう一つ驚いたのが飲み会の席で「え、この仕事しんどくないっすか?」→「全然しんどくない」と口をそろえて言われたこと。その時は「くっそー聖人かよ!もういいよ私の性格が悪いんだよ!」と内心やさぐれた気分になったのですが。

 けどこっちに帰ってきてから思ったのは、基本的には「共同体」っていうみんなの中での支援だからしんどさも分散されるのかなぁということ。

 最近、1対1の関係だとお互い苦でしかないことが、そこに一人つっこむ人が入ると笑いになって素晴らしいなぁというか、だいぶ楽!私が楽!ってことがあり。振り返ってみれば確かに複数いた方が楽しいことの方が多い。だから、そういうみんなの中での支援が当たり前のようにある環境は良いなぁと素直に思いました。

 そんな感じでわっぱ楽しかったです^^ ありがとうございました!

 

この共に働くシステムで私は働けるかというときっと働けないだろうと今でも思ってしまいます。