ヘルパーつらいしきついけど嫌いじゃない

在宅の知的障害者の日々のヘルパーとして思うこと。

2013年9月号

 

 

〜ガイヘルで3泊4日の北海道旅行に行って参りました!

実は同じ当事者と去年も同じぐらいの時期に旅行をしていて、今回私はガイヘル開始数時間である変化に気付いたのです。

 それは、

私の態度が横柄になっているっ!!

明らかに去年の私よりもくつろいでいるというかくつろぎすぎているというか緊張感をなくしているというか。

 この1年の中でその当事者と出かける機会もあったのでお互い(一方的に?)打ち解けた感はなきにしもあらずなのですが、それにしても。それにしても去年に比べるとなんだか私横柄じゃないか!

 寝台列車に乗って、本当に仕事中かよとつっこみたくなるぐらいくつろいでる自分に気づき、一人でうわーっとなり、でもだからといって緊張感を取り戻すこともできず、てゆうか緊張感が必要なのかも分からず、

「この1年、良くも悪くも仕事に慣れたのかなぁ…」と遠い目をしてました(-_-)

 まぁ向こうに着いたら着いたで私お得意の段取りやさんを発揮してしまったのですがね。けどこっちは少し前より緩和された気がする。これはどちらかというといい方向に気を抜けてたのかなぁと思う。

 気を張りすぎては自分も相手も疲れるし、だからといって気を抜きすぎても良くないし、いやはや、微妙なさじ加減が難しい仕事でありますな。

 まぁ自覚しちゃうぐらい気を抜いていても3泊4日の仕事というのは相当疲れたのでありますが。お疲れ自分。

 そんな感じで最近は安定して仕事をしています。何曜日は誰のヘルパー、何曜日はたこの木。あー今日もこの人は泣いたなぁ、怒ったなぁ、つらいなぁ、今日は機嫌よかったなぁ、笑顔多かったなぁ、楽だったなぁ、良かったなぁ。

 そんな風に、ルーティンワークのように仕事をこなす中で、

 人はなぜ怒りのゾーンに入ってしまうとなかなか抜け出せないのか。

 人の涙を見るとどうしてこうも胸がズキズキするのか。

 ヴュジュアルの問題、生理的に受け付けないという問題はどうすればいいのか。

 なんてことをぼんやり考えたりします。

 前にテレビでマツコ・デラックスが、女って怒るとヒステリーになってる自分に絶対酔ってるという話をしてたのですがまさにそれをよく感じます、自分も相手の当事者も。

 それと人の涙。ある当事者は多分私に非がある時も無い時も泣いてるのですが、何度泣かれてもものすごく精神的に追いつめられる感じがするのですよねぇ~涙の威力はすごいんだなと思います。

 そしてこの女子にありがちな「顔が無理、生理的に受け付けない」って気持ちはどうしたら乗り越えられるというか、なくなるのかなぁと。

 レベル低いなぁ~菩薩になーりたーいなぁ~と思うこのごろです。

 

なんか、怒りのゾーンから抜け出すってのはうまくなった気がする!!というかそんなゾーンに入らなくなったな。一瞬の舌打ちで済ませられるような(いや舌打ちはしないけれども)。切り替えられるようになったのかな。これは慣れだなー。

あとは、向こうの怒りにも巻き込まれなくなった気がする!うわー怒ってるーと思いつつ、ひょいひょい逃げられるようになった気が。まぁこれは良いことか悪いことかわかんないけど。